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株式会社テクノエーピー 放射線・放射能測定装置 設計・開発・販売
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 Q & A

X線用高圧電源・プリアンプ電源一体型Digital Signal Processor

【対象機種】
APN(U)101X

質問 付属アプリ起動時に「connection error」ダイアログが表示され、PCと機器が接続できない。
回答 付属アプリケーション起動に発生する、PCと機器との接続エラーに関しては、こちらのサポート-機器共通を参照ください。

質問 推奨の設定例はありますか?
回答 検出器の種類や極性、エネルギー分解能重視か計数重視かなどで設定の内容は異なりますが、設定例を提案させて頂いております。こちらのサポート-設定例を参照ください。

質問 サンプルプログラムはありますか?
回答 あります。開発言語はVisual C++, Visual C#, Linux, LabVIEWがあります。弊社ホームページのサポートよりダウンロード可能です。

質問 エネルギー分解能が悪い。
回答 X線計測用DSPを例として、5.9keV(Mn-Kα)分解能と計数率の関係において、下図のような性能を有していることを確認しております。

ICRvsFWHM

計数率が高くなるとエネルギー分解能は悪くなります。上図のようにピーキングタイムを2μsや5μsと長くすれば計数率が低い場合は良いエネルギー分解能を得られますが、計数率が高くなるとエネルギー分解能は維持できなくなります。一方、ピーキングタイムを0.25μsと短くすれば、計数率が低い場合でもエネルギー分解能は落ちますが、計数率が高くなってもある程度までそのエネルギー分解能を維持します。

エネルギー分解能が悪い場合、下記のことを確認してください。
詳細につきましてはハードウェアマニュアル及びソフトウェアマニュアルを参照ください。
  • DSPの電源は、検出器のプリアンプ電源を供給しているタップと同じところからとります。
  • DSP付近に冷凍機やインバータのようなノイズのもととなる機器がないこと。
  • 検出器のプリアンプ出力信号ケーブル付近に、AC100Vの電源ケーブルが密着していない、PCの電源アダプタなどノイズを発生する機器がないこと。
  • DSP内部に取り込んだプリアンプ出力信号のゲインが適切であること。「MONI」出力端子とオシロスコープをケーブルで接続して、付属アプリのDAC typeを「preamp」と設定し、その信号が上限1Vの範囲内でノイズの影響が最小限であること。またポールゼロ調整が適切に行われていること。
  • 「analog trigger threshold」が適切であること。計測を開始して「input total rate」の値を見ながらノイズレベルとの境目を見つけます。ノイズレベルの場合、極端に値が大きくなります。徐々に設定値を上げるとノイズがかからなくなります。ノイズレベルでの設定より少しだけ加算した設定値にします。
  • 「slow trigger threshold」が適切であること。計測を開始して「input total rate」がノイズの影響を受けて極端に高計数になっていないことを確認します。今度は「throughput rate」の値を見ながらノイズレベルとの境目を見つけます。ノイズレベルの場合、極端に値が大きくなります。徐々に設定値を上げるとノイズがかからなくなります。ノイズレベルでの設定より少しだけ加算した設定値にします。
  • DSP内部で波形整形(フィルタ処理)した信号が適切であること。「MONI」出力端子とオシロスコープをケーブルで接続して、付属アプリのDAC typeを「slow」と設定し、その信号が上限1Vの範囲内でポールゼロ調整が適切に行われていること。
  • 検出器への高圧電源供給が適切でない。 定格電圧やリップル、ケーブルなど。
  • プリアンプ電源への電源供給が適切でない。

質問 計数率が低い。
回答 X線計測用DSPを例として、計数率input total rate(cps)とthroughput rate(cps)の関係において、下図のような性能を有していることを確認しております。

ICRvsOCR

上記の性能がでない場合、下記のことを確認してください。
  • 「analog coarse gain」と「analog fine gain」の設定値が高い。
  • 「fast trigger theshold」の設定値が高い。
  • 「slow trigger theshold」の設定値が高い。
  • 「slow risetime」の設定値が大きい。
  • 「slow flattop time」の設定値が大きい。プリアンプ出力信号の立ち上がりが吸収できる最小の値で設定します。

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